1+1を計算するJSP
- 2010-11-25 Thu 15:54:59
- JSP事始め
これから、JSPファイルを作成していきます。
JSPは、HTMLページを出力するためのサーブレットの拡張技術です。簡単に言うと、HTMLの中にJavaコードを埋め込むことによって動的なページを作れるようにしたものです。
サーブレットとJSPの使い分けとしては、ロジックはサーブレット、レイアウトをJSPという役割分担をするのが一般的です。
では、1+1の計算を自動でやってくれるJSPを作ってみましょう。
まず、JSPファイルを作成します。
Eclipseのパッケージ・エクスプローラで「siroto」を右クリックし、新規→フォルダーと進みます。フォルダ名は「jsp_entry」とでもしておきましょう。
さらにこの「jsp_entry」フォルダを右クリックして、新規→ファイルと進みます。ファイル名は「Plus1.jsp」と拡張子まで指定します。これでとりあえずJSPファイルが作成できました。
では、1+1を計算してくれるJSPファイルを作ってみましょう。
<html>
<body>
1+1=<%= 1+1 %>
</body>
</html>
Tomcatを起動して、ブラウザから以下のURLにアクセスしてみましょう。
http://localhost:8080/siroto/jsp_entry/Plus1.jsp
1+1=2
と表示されましたか?
ソースを検討しましょう。
ふつうのHTMLと異なるのは、
<%= 1+1 %>
の部分ですね。
この<%= ~ %>の部分を「JSPの式(エクスプレッション Expression)」といいます。
エクスプレッションにJavaの式を記述すると、Javaプログラムが実行されます。これだけでJavaが動くなんて、非常にシンプルにできています。
なお、サーブレットのときはweb.xmlを設定することでアクセスするURLを省略できましたが、JSPはそのような仕組みはありません。
なので、ルートフォルダの「siroto」の下のフォルダを省略して、
http://localhost:8080/siroto/Plus1.jsp
にアクセスしてもだめです。
また、サーブレットのときは、
http://localhost:8080/siroto/Konnichiwa
のようにファイルの拡張子を書かずにアクセスしましたが、JSPは「,jsp」までURLに記述しなければなりません。
スポンサーサイト
タグ :
Comments: