テーブルの作成・削除
- 2010-12-27 Mon 13:18:02
- SQL
それでは簡単なデータベースの構築を行いましょう。run.batとrunmanager.batを立ち上げてHSQLDBを使えるようにしてください。
データベースでは、エクセルのような表形式でデータを管理するのですが、この表を「テーブル」と呼びます。テーブルの中の横に並んだ1人分のデータを行(ROW)と呼び、縦に並んだ項目を列(COLUMN)と呼びます。
今回は、以下のような「ACCOUNT」テーブルを作成します。

なお、SQLでは大文字小文字の区別はありませんので。
CREATE TABLE文
まず、データを格納することができるようにテーブルを作成します。
テーブルの作成にはCREATE TABLE文を利用します。
create table account(
id integer primary key,
name varchar(100),
money integer
);
create table [テーブル名]
で、 [テーブル名]のところに作りたいテーブル名を書きます。今回は「account」です。
CREATE TABLE文のカッコ内に、テーブルのデータ構造を記述します。
1列目のIDは口座番号のようなもので、データ型は整数のINTEGERで、1人1つだけなので主キー(Primary Key)となります。
NAMEは口座名義で、データ型は可変長の文字列を表すVARCHARです。同じ名前の人もあるかもしれないので主キーにはなりません。
MONEYは口座残高で、INTEGER型です。
上のSQL文を書いたら「Execute」ボタンを押してテーブルを作成します。別のSQL文を記述したいときは「Clear」ボタンを押します。「Execute」ボタンを押して確定したデータは消えませんのでご安心ください。
SQLを実行した後、メニューのView→Refresh Treeを選択すると、画面左側に作成したテーブルの情報が表示されます。

INSERT文とSELECT文
まだテーブルは空っぽですから、INSERT文でデータを追加していきます。
insert into account values(1,'太郎',1000);
insert into account values(2,'次郎',2000);
insert into account values(3,'三郎',3000);
insert into account values();
の形で機械的に値を記述していくだけです。カッコの中は、データの順番ごとにカンマで区切ります。INTEGER型は数字をそのまま、VARCHAR型はシングルクオーテーション ' ' で囲みます。
追加したデータを取得・表示するときは、検索のSELECT文を使います。
select * from account;
*のところには、検索したい列名を指定します。すべての列を検索するときは*を指定します。import java.io.*;のアスタリスクと同じですね。

複数の列を指定するときは、カンマで区切ればよろしい。
select name,money from account;
検索は奥が深いので、また改めて勉強しましょう。
最後にテーブルの削除ですが、
です。drop table account;
このテーブルは次回以降も使うので、削除してしまったらまた改めて作り直しておいてください。
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