サーブレットからHelloWorld
- 2010-11-11 Thu 12:09:01
- サーブレット事始め
ここでは、サーブレット事始として、ブラウザに「Hello World」と出力するサーブレットを作成します。
手順は、
1 プロジェクト、フォルダ、ファイル(Java、Xml)を作る
2 web.xmlを記述する
3 Javaのソースを記述する
4 サーブレットを実行する
という段階を踏みます。
分からない用語がたくさん出てくるかもしれませんが、Javaの文法の基礎を習ったときもだんだん克服してきたように、今回もやっているうちに慣れてきますのでがんばっていきましょう。
プロジェクト、フォルダ、ファイルを作る
1 プロジェクト
ファイル→新規→プロジェクトと進みます。「新規プロジェクト」画面が出てきます。そこではフォルダがツリー構造になっているので、Javaフォルダの中のTomcatプロジェクトを選択します。
次は「新規Tomcatプロジェクト」の画面です。プロジェクト名は何でもいいですが、いちおう「siroto」としておきます。
ほかに設定可能ですが、とりあえずこれで完了していいです。左のパッケージ・エクスプローラに「siroto」プロジェクトが生成されているはずです。
2 Javaファイル
パッケージ・エクスプローラを操作します。sirotoフォルダ内の「WEB-INF/src」を右クリックして、新規→クラスと進みます。クラスとはJavaファイルのことで、ここでフォルダも一緒に作ってしまいます。
「新規Javaクラス」の画面で、名前を「HelloWorld」とし、パッケージを「basic」とします。
「basic」パッケージの中に「HelloWorld.java」というファイルが作られました。
3 xmlファイルを作る
パッケージ・エクスプローラで、sirotoフォルダ内の「WEB-INF」を右クリックして、新規→ファイルと進みます。
新規ファイルの画面で、「web.xml」とファイル名を入力して完了です。Javaファイルと異なり、「.xml」という拡張子まで必要です。また、「web.xml」とファイル名でなければなりません。
作れましたね?
web.xmlを記述する
web.xmlファイルは、Webアプリケーションの各種設定を記述するファイルです。
今回は、具体的な意味はよくわからなくてもとりあえずソースを書いていきましょう。
以下が記述するソースです。
<web-app>
<servlet>
<servlet-name>HelloWorld</servlet-name>
<servlet-class>basic.HelloWorld</servlet-class>
</servlet>
<servlet-mapping>
<servlet-name>HelloWorld</servlet-name>
<url-pattern>/HelloWorld</url-pattern>
</servlet-mapping>
</web-app>
注意点としては、
書き終わったら、上書き保存をしてください。
Javaのソースを記述する
これも、とにかくまずは書いてみてください。
package basic;
import java.io.*;
import javax.servlet.*;
import javax.servlet.http.*;
public class HelloWorld extends HttpServlet{
public void doGet(HttpServletRequest request,
HttpServletResponse response)
throws ServletException, IOException {
PrintWriter out=response.getWriter();
out.println("HelloWorld");
}
}
上書き保存をお忘れなく。
サーブレットを実行する
それでは実行です。
まず、「Tomcatを起動」ボタンをクリックしてTomcatを起動します。
Internet Explorerを立ち上げて、以下のURLにアクセスします。
http://localhost:8080/siroto/HelloWorld
「HelloWorld」が出力されていれば成功です。ちょっとソースを間違うだけでエラーになることもあるので、エラーが出た場合は注意深く見直しましょう。
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